解体工事のトラブルを防ぐ近隣挨拶の重要性

解体工事に伴う「近隣挨拶」どうすればいいの?

これから解体工事に取り掛かる方に気になってくる「近隣挨拶」というキーワード。

皆さんは、普段からご近所様とコミュニケーションを取っていますか?

 

今回は、解体工事前後の近隣挨拶について書かせて頂きます。

▽目次

そもそも近隣挨拶って必要なの?

この記事を読まれている方の中にはこんな事を思われる方はいないと思いますが、

近隣挨拶が何故必要なのか、改めて考えてみましょう。

 

築年数が古い家屋ほど深いご近所付き合いがある

弊社にご依頼を頂く解体工事の多くは、

新しい物でも築30年から古い物では100年以上住まわれてきたご近所様とご縁のある家屋ばかりです。

 

お爺様、お祖母様の代、もしくはもっと古くからのお付合いをされてきたご縁のある家屋を

建て壊す際には、施主様のみならずご近所様にも寂しい思いがある事でしょう

 

何の挨拶もなく、ある日解体工事が始まって「あっという間に」空き地になってしまうというのは

その地域に住まわれて来た皆様にとっても悲しい事ではないでしょうか。

 


解体後はどうなるのか気になる方が多い

実際に近隣挨拶に回る際や解体工事に取り掛かってからよくあるのが、

ご近所様からの「壊した後はどうなるの?」という質問です。

 

解体後は、空き地・駐車場・マンションなどのビルが建つのか?など

その後の状態によってはご近所様の住環境に変化を及ぼす可能性もありますので

予めご案内しておくことで近隣の方も安心して頂けるのではないでしょうか。

 

弊社の一例ですが、

 

解体後は特別利用する予定も無く土地も売買できるような立地ではないため

そのまま空き地にしておく予定だった物件を、

近隣の方が駐車場として使用したいという理由から土地を買い取り、

整地費用の一部を折半して頂いた例もあります。

事前に挨拶に伺った際に解体後の土地の利用を説明していたことによって

ご近所様からご提案頂いた一例です。

 


工事期間中は近隣の皆様のご協力が必要です

解体工事に取り掛かると、

一時的に前面道路を使用させて頂き廃材などの搬出を行うことや

どうしても大きな音が出てしまうような作業も発生します。

場合によっては安全面を配慮し道路の占用許可を取り、

通行の妨げになってしまうこともあります。

工事期間中はどうしても、日常の生活が不憫になることもありご迷惑をおかけてしまいます。

近隣の皆様のご理解とご協力無くしては解体工事は行えません。

 

近隣挨拶は施主と工事業者どちらが行うもの?

近隣挨拶に回るのは施主と工事業者どちらがいいのでしょうか?

 

着工前の近隣への挨拶は施主から

上記のそもそも近隣挨拶って必要なの?でも書いたように、

大切なのは近隣の方への配慮です。

 

これまでのご縁も含め、住まわれてきた施主様ご本人が

ご近所様にご挨拶と、工事の案内を行うことをお勧め致します。

 

工事業者としては、実際に着工してからの日常の中でご挨拶をさせて頂く事も多いので

施主様が挨拶を交わす機会としてもこのタイミングがベストでしょう。

 


工事終了後は工事業者が行うことが多い

着工前の挨拶は、

「いつから」「どの程度の期間」「どの時間帯で」などの案内も含めて伺うことが多く

スケジュールも立てやすいのですが、

工事終了後に関しては、実際に着工した後の工事の進行や天候など

様々な理由で工事終了予定日の日程が不確かなことが多くなります。

 

工事終了後の挨拶に関しては、

工事によって不憫をおかけしたことに対してのお詫び

「本日限りで工事を終了します」といったお知らせが主となりますので

タイミング的にも工事業者が行うことが多くなります。

 

勿論、日を改めて施主様からご挨拶に伺うことも、より丁寧で良いでしょう。

 


状況によっては請負業者が全て行うこともあります

施主様の中には、

・遠方からのご依頼

・近隣の方と生活時間が異なる

・ご多忙の為挨拶に伺えない

などの理由から請負業者が近隣挨拶を行うこともあります。

 

しっかりと近隣挨拶を行ってもらえる業者に依頼しておかないと、

「依頼していたのに実際には挨拶回りに行っていなかった」ということがあった際

後々トラブルに発展することにもなりかねません。

 

これまで住まわれてきた家屋の場合も、建替などでこれから土地を利用していく場合も

近隣の方とのトラブルは何一つ良いことはありません。

信頼できる業者を慎重に選びましょう。

 

※請負業者と表記したのは、「請負業者」と「施工業者(下請け業者など)」が異なる場合などがあり、

その場合請負業者が行うことが基本になる為です。

 

挨拶周りを行うタイミング

実際に挨拶回りに伺うのはどのタイミングがいいのでしょうか?

 

着工前の挨拶は一週間前までに

弊社の場合ですが、着工前に挨拶に伺うのは一週間前を目処にしております。

これは、

実際に着工する日にちや、工事終了までの予測がある程度立っていないと

近隣の皆様へ工期の説明ができない為です。

基礎の削りや、重機を入れるタイミングなどが事前に分かっている場合は

そちらの日取りも予め説明させて頂きます。

また、着工の直前である1〜2日前に挨拶に伺っても

何か問題があった際など、臨機応変に対応ができない為最低でも、4〜5日前には挨拶に伺わせて頂きます。

 

※状況によっては急遽解体工事に着手しなければならない事もあります。

工事前挨拶自体は必ず行うべきものですので、日程に余裕がない場合でも

臨機応変に対応しましょう。

 


工事終了後挨拶は工事終了日が理想

多くの解体工事の場合、工期は短くても3〜4日から長いものでは1ヶ月以上かかります。

その間、近隣の皆様へは工事に伴う騒音や、通行面など様々な理由で

ご迷惑をお掛けすることになります。

ご了承を頂いた上とはいえ、寛容なご対応で協力していただいている事に変わりはありません。

「まだ工事は終わっていないのだろうか?」と心配される方もいらっしゃいますので

工事終了日に、感謝の気持ちと長い間ご迷惑をお掛けしたお詫びの気持ちを伝えましょう。

 


工事期間中の挨拶が一番大切

着工前、工事終了後の挨拶も大切ですが、

一番大切なのは日々の挨拶です。

これは施主様には難しく、工事業者が行うべき挨拶です。

大抵の解体業者の場合午前8〜9時には工事を開始し、

午後5〜6時頃まで作業を続けます。

その間、通勤通学など様々な理由で通行される近隣の方への挨拶や

廃材などの搬出時に通行される方への安全面の配慮、

「ご迷惑をお掛けしております」などの声掛けを普段から徹底していない場合

最初と最後の挨拶だけがしっかりしていても、ご理解頂けないこともあります。

挨拶は勿論、日々の工事終了後の前面道路の掃除なども徹底して行う必要があります。

 

近隣挨拶に伺う範囲

近隣挨拶はどの程度の範囲に行えばいいのでしょう。

 

最低限必要な範囲

解体工事の場合、騒音や振動、ホコリなどで

近隣の方へとご迷惑をお掛けすることがありますが

もっとも影響のある・両隣・裏・道路向かいは最低限絶対に挨拶に伺う必要があるでしょう。

 


挨拶に伺った方が良い範囲

上記項目にもあるように、騒音や振動、ホコリなどでご迷惑をお掛けする以上、

その影響が出る範囲にもご挨拶に伺うことをお勧めします。

前面道路が狭い場合などは、工事車両の搬入などで通行の妨げになることもあるため

通勤や通学などで利用されている方への挨拶もできれば理想的です。

 


町内会への挨拶を行った方が良い場合も

地域によっては町内会全体に挨拶をすることが慣例になっている場合もあります。

解体工事を行う際は事前に自治会長さんに確認していただくと良いでしょう。

 

施主様が必要と思われる方にも挨拶には伺いましょう

上記以外にも、お世話になった方や昔から関わりのある方など

対象のエリアから少し離れている場合でも施主様が必要とされる場合は挨拶に伺いましょう。

施主様ご本人が行う場合は問題ありませんが、請負業者に依頼する場合はその旨を伝えておきましょう。

挨拶回りで持っていく物

実際に挨拶回りに伺う際に必要な物の一覧です。

 

・挨拶状(工事案内)

解体工事に伴うご迷惑をお掛けする旨を伝え、ご理解・ご協力を頂ける様ご挨拶状を用意しましょう。

また、着工から工事終了までの工期、何かあった際の連絡先や工事業者、工事責任者なども記載しておきましょう。

 


・工事工程表

工程表とは解体工事の作業ごとの過程と期間、工数を示した表です。

重機の搬入や騒音が出てしまう日にちなどがわかれば事前にお伝えしておくこともお勧めします。

 


・手土産

一般的にはお菓子などが多く、500円〜1000円程度の物を配ることが大半です。

お詫びの気持ちですので、近隣の方の年齢層なども考え喜んで頂ける物を選びましょう。

 

まとめ

 

解体工事に限らず、何よりも大切なのは人と人との繋がりではないでしょうか。

長く住まわれていた家屋を解体される場合も、

これから建て替えて住まわれるための家屋の解体も、

 

「これまで」「これから」を共に過ごす近隣の方々とのコミュニケーションは

とても大切です。

近隣の皆様のご理解、ご協力無くしては行えない解体工事

最初から、最後までしっかりとコミュニケーションを取りながらトラブルなく終わらせましょう。

 

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