解体費用に直結する腕の良さと工期の関係

解体工事で腕が良いってどういうこと?

 

皆さんは「解体工事」と聞くとどういったイメージを持ちますか?

「重機でグシャッと壊すだけ」「誰にでもできそう」

過去には「古い家だからトンカチで壊せそう」なんて言われた事もあります!笑

家を建てる大工さんに技術が必要なように、解体工事にも技術や知識が必要なんです。

今回は、解体工事に関する「腕の良さ」って何?というところから、

それがどう施主様に関係してくるのかをお伝えしたいと思います。

 

▽目次

解体工事の腕が良いとは?

実際に解体工事で腕が良いとはどういうことでしょう?

建築物の構造を知った上で壊す技術が活きてくる

身近な例に例えると、

ふすまや障子などの建具を嵌め込むのに苦戦したり、

ネジ山が潰れてドライバーで回せなくなった経験はありませんか?

このように、各パーツ一つ一つがきっちりと計算して作られていることにより

収まっていたり、それらを繋ぎ止める釘やビス一つとっても役割があり、

一つの建築物になっていることに気付かれると思います。

 

もし、「今からこの窓枠のサッシを外してください」と言われても

そもそもどこから手をつければいいかわからない…

どこか一箇所ビスのネジ山が潰れただけで全く外れない…

と固まってしまう方もいるのではないでしょうか。

 

解体工事は「家屋がどのように建てられるのか」という建築物の構造を知った上で、

どの道具を使って、どう力を加えればいいか?という知識や技術を駆使する

決して簡単ではない工事なのです。

 


知識、経験がなければ安全な解体工事はできない

解体工事には

「ここを壊せば建物がどうなるか?」といった知識や経験が必要となります。

柱や梁などの解体手順を一つでも間違うと、残った家屋が倒壊してしまうこともあります。

ただ速いだけではなく、近隣にお住いの方や通行される方、解体工事を行う職人自身が

安全に工事を行えなければ意味がありません。

解体工事に取り掛かる際に、どこまで安全面を考慮して解体プランを立てられるか

解体工事の腕の良さではないでしょうか。

 

手バラシでの解体工事の場合

重機が入れない場所や、隣接した家屋が密集しており危険な解体工事などは

手バラシ(重機を使わない解体工事)を行うことになります。

建築物の各パーツを一つ一つ壊していく手バラシでは職人の知識や技術が大きく影響します。

 

解体工事は建てる順番の反対から

建物を建てる際は基礎→柱などの構造躯体→屋根→壁材といった順番で造っていきますが

解体工事はその反対の順番から壊していきます。

この順番を理解していないと危険な状態での作業になることや

壁材や木材、瓦などの廃材がぐちゃぐちゃに混ざり合って後々の作業コストが膨らみます。

 


全ての解体箇所に蓄積された知識と技術が活きてくる

瓦下ろしの際、瓦の剥ぎ方一つを取っても時間や安全面に影響してきます。

傾斜のある屋根の上では瓦を置いておく向きや、瓦の重なりに逆らわずに剥いでいく方向

なども知っていなければ無駄な労力と時間を費やすことになります。

部屋と部屋を区切る間仕切りを取る際にもバールを入れる位置や角度、力を加える方向で

作業スピードが全く変わってきますし

種類によって異なる壁材の外し方や処理方法など、それぞれ細かいことですが

挙げればきりがない程様々な技術と知識が必要になり、解体工事全体の流れに大きく関わってきます。

 


一歩間違えば大事故に繋がることも

手バラシの際、一番危険なのは主要構造躯体である梁や桁、柱を落としていく作業でしょう。

先にも書いたように、構造上の順番をしっかりと守って解体を行っていかなければ

間違って柱を取った瞬間に建物全体が倒壊する可能性もあります。

一本でも50〜90kg以上もあるような重たい梁や桁が、

隣の建物や、人の上に倒れてしまうような大事故は絶対にあってはいけません。

 

重機での解体工事の場合

ユンボなどの重機を使った解体工事の場合にも知識と技術がとても大切です。

また、パワフルでスピーディーな重機を使うからこそ、安全面がより重要になってきます。

どれだけ自分の腕のように自在に扱えるか

解体工事では主にユンボという重機を使用することが多くなりますが、

まずこのユンボの操作がどれだけ自在に操れるかで、作業のペースが全く変わってきます。

解体した後の廃材を拾い集める作業でも、上手な人とそうでない人では大幅に作業時間が変わり

ダンプカー一車を一杯にするのに10分で出来る人もいれば、

同じ作業に30分以上かかってしまう人もおり、技術の差が露骨に現れます。

 


重機での解体も構造に対する知識が重要

重機はパワフルで何でも簡単に壊してしまいそうなイメージですが、

思ったよりも建物は頑丈で、力を加える方向や場所、壊す手順を知らなければ

重機でも壊せない事が多々あります。

また、パワフルな重機だからこそ力を加えた後の解体物が倒れる方向

建物の状態による触れてはいけない箇所などを熟知しておかなければいけません。

 


視界が悪い中でどれだけ安全面を配慮できるか

重機を操縦しているとどうしても死角が出来てしまったり、

作業に集中して視野が狭くなってしまいがちです。

壊す作業は主に重機が行いますが、

廃材を避けたり搬出する作業を行う者や、建物の近隣を通る車や通行人にどれだけ配慮でき

安全に工事を進められるかも重要な技術になります。

 

廃材の仕分けや搬出について

廃材の搬出や、仕分けも解体工事には重要な技術です。

搬出や仕分け効率が全体の作業に大きく影響する

解体工事にも壊す技術が必要なことはご理解いただけたのではないでしょうか。

しかし、壊した後の廃材の搬出や仕分けも作業全体に影響するとても大切な要素なんです。

多くの解体工事の場合、壊した後の廃材は一時的に空いたスペースに溜め込んでいく形になります。

大きな空き地のある現場でもない限り、廃材の搬出や仕分けが滞ると

壊す作業もストップしてしまいます。

壊した後の廃材をどこに避けておくか、という所から廃材ごとの適切な処理

運搬技術やスピードも壊す技術に劣らず重要な内容になってきます。

 


処理業者を把握しておく事も重要

解体工事では木材や瓦、断熱材、コンクリートなど様々な廃棄物が出ます。

各廃棄物によって処理業者は異なり、業者によっては処分費用の単価も変わってきます。

現場毎の一番近くて、処分費が極力安く収まる業者を把握しておくことも

全体の解体費用に影響する重要な知識と言えるでしょう。

 

腕が良い=工期が短くなる

上記で挙げたように、解体工事には様々な知識と技術が必要になります。

細かい作業の一つ一つが家一軒分ともなると大きな差となり、

解体に加わるメンバー全体の技術まで考慮すると業者ごとの技術によって工期が全く変わってきます。

同じ条件の解体工事でも1週間で終わらせられる解体業者と、

2週間かかってしまうところがあるのは

この「職人の腕の良さ」が大きく関係していると言っていいでしょう。

 

工期と解体費用の関係

工期が短いと施主様にとってどう関係してくるのか?と疑問に思われた方もいるかもしれません。

工期が短く済むということは、解体費用を抑えることができるということなんです。

解体費用の内訳詳細と価格の違いを産む要因

上記の記事でも書かせていただきましたが、解体費用には

「人件費」と「廃材処分費」が大きく影響します。

廃材の処分費も知識や技術で抑えることが可能になりますし、

何と言っても1週間で解体できる業者と2週間かかってしまう業者では

必要とする解体費用が全く変わってきます。

 

仮に、

13000円(職人の平均日当)×5人×7営業日で施工できる業者

(総人件費455,000円)と

13000円(職人の平均日当)×5人×10営業日で施工できる業者

(総人件費650,000円)の業者では

総人件費だけでも195,000円も変わって来ます。

この違いが解体費用に影響することは言うまでもないでしょう。

 

まとめ

どうしても、「壊すだけ」と簡単に思われがちな解体工事ですが

実際に解体工事を行うためには、家を建てるのと同様に

建築物の構造の知識安全かつスピーディーに壊す技術

あらゆる状況に対応できる経験が必要になります。

 

解体業者をお探しの際は、

安全面や費用の面においても

日々、解体工事を行っている解体専門業者に依頼することをお勧め致します。

 

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